「ワイドカラー」とは従来の4色印刷(CMYK)と比較して色の再現領域が広い印刷方法です。その特徴は従来のインキより高濃度のインキを使用し、そのインキの色再現を最大限に活用する色分解にあります。ここでは簡単にその原理をお知らせします。
1、インキの違い
従来の4色印刷でも高濃度印刷は行われてきましたが、網点(ドット)のつぶれや
印刷の不安定さなどの様々な問題がありました。
しかし、「ワイドカラー」は専用のインキの開発により問題点を克服しました。
このインキは色彩領域が広く、インキ皮膜が薄くても十分な濃度を保ちます。
その特性を最大限生かし、色の再現力を高め濃淡の違いを引き立たせる印刷です。
ディスプレイ上では詳細がわかりにくいかと思いますので、詳しくは是非お問い合わせ下さい。 印刷見本をご覧に入れます。
ディスプレイ上では詳細がわかりにくいかと思いますので、詳しくは是非お問い合わせ下さい。 印刷見本をご覧に入れます。
2.発色の違い
「ワイドカラー」は文字通り「発色の再現率が幅の広い」印刷方法です。
別図のカラースペース比較図をご覧いただけるとご理解いただけると思いますが
一般的な4色印刷に比べ幅が広がっているのがお解りいただけると思います。
その幅が発色の再現率を上げ「美しい発色」を可能にするのです。
当社は、今後益々増えることが予想されるRGB入稿に対応するRGBワークフローをベースとした印刷の色再現における新しい技術『スーパーカラーテクノロジー』を、お得意様にご提案します。このスーパーカラーテクノロジーは、(1)標準化を基本とする「プリントカラーマネジメント」、(2)異なる出力機でも同じような色再現を可能にするため出力直前でRGB-CMYK変換する「スーパーカラーリプロダクション」の二つの要素からなるテクノロジーです。そして、ワイドカラー4色印刷は、スーパーカラーテクノロジーの要素のひとつスーパーカラーリプロダクションをベースに、インキの色再現を最大に活用した色分解手法による従来の4色印刷を超えた4色印刷なのです。